<< 2005/11/02 | メイン | 2005/11/10 >>
2005 年11 月4 日

後ろ足

右後ろ足




昨日ホイールシリンダ、ブレーキシュー、ショックアブソーバの
交換をしました。
どうやらこれら、新車時から交換されていなかったみたいです。

写真は下心より「シリンダーまだつかえるかなー」と思い
とりあえずフルードだけ交換して組んでみたところです。
結果はダメダメ。
リーディング側がこれ以上縮まず、ドラム引きずりまくりでした。
仕方がないので交換。

ベアリングは生きている模様なので、グリスアップだけして
そのままにしてみました。
…まだ少々ドラムを引きずります。(-_-)

シリンダ、シューは問題ないと考えられるので

・ベアリング
 ガタもなく、回転そのものに問題はない模様。
・バックプレート
 歪んでいる可能性があります。
・ドラム
 これも歪んでいる可能性がありますが
 旋盤にかませてダイヤルゲージでも当てない事には
 確認の仕様がありません。

ということで、さしあたりバックプレートを仕入れましょうか。


ちなみにキャトルのリアブレーキ、
元々あんまり効かない様に出来ています。
何しろブレーキをかけて荷重が前にかかると
後ろブレーキに行く液圧を制限する仕掛けが付いています。

以前の記事にライニング剥離をあげましたが
ライニングが減るより前に
経年劣化で接着層から剥離しちゃうという事です。
それほどリアブレーキに仕事をさせない造りなんですね。

但しブレーキフルード、ゴム類は負担と関係なく劣化が進むので
適切な時期にフルード交換、各摺動部のオーバーホール等は
必要です。
ホイールシリンダの固着などは、明らかに整備不良の痕跡です。


ショックアブソーバは写真の通りルノー純正、
ザックス製造でした。
元々付いていたルノー純正、ド・カルボン製造と比べると

・スイングアーム側の目玉が小さい
・シリンダ/ロッドの向きが逆
・ダストカバーがない

という違いがありました。

取り外したド・カルボンは、オイル漏れを起こしているものの
整備士資格の参考書にも載っている「ド・カルボン式」を
体現するかのごとく、筒内充填ガスにより強烈な反発が健在で
取り外しに苦労しました。


さて、次はフロント周り…と行きたい所ですが
時期的に冷却系の整備が先ですね。
各部品やグラセオル等も仕入れてあるので
あとは時間だけです。

この方も「早くしたら?」と言っています。

でんでん虫



投稿者:やat 16 :13 | 整備 | コメント(6 ) | トラックバック(0 )

<< 2005/11/02 | メイン | 2005/11/10 >>
このページのトップへ